8.10.2013

英語を英語として話す。イントネーションの巻 (SoundCloudアリ)

英語あるある:通じない。
前回は発音、今回はイントネーションです。

海外の滞在先、旅先、英語圏出身者と話す際、相手に伝わらなくて困ったとき、
「イントネーション」に着目してみてはいかがでしょうか?

会話において、発音はもちろん、イントネーションを意識していく必要がありますぞ。

例えば、日本国内の道を歩いていて、目の前に外国人が現れ、
あなたに道を尋ねたとします。
カタコトの日本語で「うめだぁえきぃはどぉこぉですかぁ?」と。
カタコトなので、イントネーションは英語そのもの。
Where is Umeda Station?って聞いてるときと、音のパターンは一緒に聞こえてきます。
そうすると、いくらその外国人が日本語を発してても、英語を話しているように聞こえてくるものです。
そんな経験、したことありませんか?

同じことが、日本人が英語を話す際にもいえます。
Where is Waterfront Station?
「ウォーターフロント駅はどこですか?」ってついつい日本語のイントネーションで言ってしまうと、いくら中身は英語でも、日本語に聞こえてしまいます。もしくは認識できない音となって受け取られます。

発音に着眼するのは大事です。でも、ことフレーズや文章の発語に関していうと、イントネーションもすごーーーく大事です!

以前、職場の研修会で、イントネーションについての興味深い実験に参加しました。ある映像を見たのですが、そこには2人の話者が比較されていました。
一人は、中国人の男性で、単語や文法に正確さが欠ける一方でイントネーションが英語そのものの人。
もう一人はフランス人の男性で、使っている単語や文法は上級ですが、イントネーションはフランス語そのもの。

どちらの話者の話す英語が理解できるか、という質問で、わたしを含めて圧倒数の参加者が中国人男性を指しました。多少文法が間違っていても、わかるんです。

というわけで、イントネーションを制するものは英語も(いい感じで)制するのよー!

じゃぁどうやって身に着けるの、そのイントネーションは????
これね、発音(音の特徴を認識して実際音を出す)よりも意外と難しくないのです。
でも、なんだかわずらわしのよね、イントネーションを切り替えるだけで。

条件は二つ:おと全体の雰囲気を捉えて強弱をつけないといけないのと同時に、単語全部をくっつけて話すことを意識しないといけないのです。

単語単位での多少の発音難は、とりあえず置いといて、とにかく単語をくっつけること。そしてくっつけるときに棒読みにならないこと。

"He likes to go fishing on weekends"
って一文があるとします。
これ、likes と go fishing と weekends の三つはしっかり発音する必要があります。これが棒読み防止の策。

この言葉たちの発音が弱かったらしっかり通じません。なので、Heを強く発音する必要は皆無です。on って前置詞も殆ど発音しません。普段聞こえないのは、そもそも発音していないからっ!早いのではなく、発音してないのですぞ。

たとえ"He like to go fishing in weekend"って文法的に間違っていても、イントネーションを意識すると通じます。

イントネーションを制する=会話を制する

なので、普段から色々練習してみてくださいな。
シンプルな文章からの朗読やシャドウイングが効果的だよっ!

以下の文章、音読してみてはいかがでしょう?
音源はSoundCloudにUPしました。

a. We need to visit our relatives soon.

b. Did you watch that movie last Thursday?

c. Lisa has to study all night for her exam.

どの単語をハッキリ言ってどの単語が弱く発音されているかな?
そしてどういうふうに単語たちがくっついているかな?
ちょっと分析してみよう!

最後に、私がリスペクトしてやまない友人であり元同僚である、「発音なら!」Richard Kawaguchi。
彼のサイトを紹介します。RK English →rkenglish.com
発音メソッドやシャドウイングメソッドなどを考案し、絶大な人気を誇っています。
近々本も出版される予定です。是非アクセスしてみてください(^^)目からウロコもんです。近日中にアプリも出ますぞ!

Intonation rules!


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